アナログ・シンセサイザー

Behringe が蘇らせる伝説の名機「TD-3」「WASP Deluxe」を一足お先に触らせてもらいました!

こんにちは Five G スタッフのMです。今回は Behringer の輸入代理店 株式会社エレクトリ様のご厚意により、なんと一足お先ウワサの「TD-3」「WASP Deluxe」を触らせてもらいました!

伝説的アシッド・ベースライン TB-303 を再現「TD-3」

コイツの発売を心待ちにしている方も多いのでは無いでしょうか?「シカゴハウス」や「アシッドテクノ」といったジャンルを生み出したと言える伝説的名機「Roland TB-303」。中古市場でも非常に人気が高く、常にプレミア価格で取引されているこの名機を再現したのがこの「TD-3」です。

オリジナルに限りなく近いサウンド

オリジナルの303は発売から30年以上が経過しており、個体ごとにパーツの劣化具合に差があるのでサウンドにももちろん個体差があります。このTD-3に限らず最近のクローン復刻シンセでまず出る感想は「新品はこんな音がしたんだろうなぁ!」。TD-3 もやはり同じ感想で、とてもクリアでクッキリとしたサウンドです。

このちょっと薄い味のオシレーター、303 のキャラクターの一つである独特な効きの 18dB フィルター、レゾナンスを上げた際の質感など、本物に限りなく近いと思います。数あるクローンマシンの中でもかなり良い線なのではないでしょうか?

魔法のようなフレーズを生み出すシーケンサーもまんま!

303のサウンドを303たらしめている要素として、音源よりも実はシーケンサーの方が重要だったりします。303 系の音源を鍵盤で弾いてもあんなフレーズが出るはずもなく、サウンドも手引きだと全然面白くないんですよね。逆に303クローンのシーケンサーで適当な音源を慣らした方が、より303ぽかったりするんです。そんだけ303のサウンドにとってシーケンサーは重要な要素です。

TD-3 のシーケンサーは、打ち込み方も出てくるフレーズも、笑っちゃうほど303そのまんまです!

303のシーケンサーってピッチとタイミングを別々のモードで打ち込むという、狙ったフレーズを打ち込むのが難しい、非常にクセのある打ち込み方なんです。しかしそれを逆手にとって何も考えずに適当に打ち込むと、あの魔法のような「アシッド」や「デビルフィッシュ(タコ)」などと形容される、ウニョウニョとした独特なシーケンスが生まれるんですね。

打ち込み方も挙動も本当に303そのまんまなので、TB-303を使ったことのある方は全く何も迷うことなく打ち込めます。

定番のディストーションを内蔵!

303にかける超定番のエフェクトであるディストーションはあらかじめ内蔵されています。レゾナンスを上げるとビキビキといいだしてメチャクチャカッコ良いんですよね。TD-3はパネルのスイッチ一つでディストーションをかけられます。手軽にあのサウンドを楽しめますね。

この内蔵ディストーションもなかなか良いのですが、この辺はやはり人により好みが分かれるところです。303にかける定番の BOSS や RAT のディストーションなんかは相性が良いはずなので、人によってはそっちのがしっくりくるかもしれません。




オシレーターの波形切り替えスイッチがTD-3ではコントロールパネルに移動しています。303で波形切り替えスイッチがあったあたりに電源スイッチがあります。誤操作注意!303に慣れている方はライヴで事故る可能性ありです!

3色のカラバリ展開!

303といえばあのシルバーに輝くメタリックなボディが特徴ですよね。TD-3 はカラフルに全3色展開で、オリジナルに近いシルバーの「TD-3-SR」、超目立つ真っ赤な「TD-3-RD」、落ち着いた青い「TD-3-BU」があります。他の機材の色とのコーディネートでお好きな色が選べます。

超カルトシンセ、EDP WASP Deluxe のクローン「WASP Deluxe」

いったい日本国内でこのシンセのオリジナルである「EDP WASP Deluxe」または「EDP WASP」を実際に触ったことのある人は何人いるのでしょうか?私も Five G で長いこと働いていますが、たぶん片手で数える程の台数しか見たことがありません。そんな超レアで超カルトな WASP を復刻!正常に動くオリジナルなんてほとんど触ったことがないので、どこがどれだけ似てるとか比較しようがないのです。スミマセン!

正統派サウンド!マルチモードフィルターで幅広い音作りが可能!

ただひとつ確実に言えることは、このWASPはとても良いサウンドです!ベースとかリードの用途で、とても量感のある正統的なサウンドを演奏できます。2オシレーターとマルチモードフィルターで、作れる音の幅が非常に広いです。が、その一方でレゾナンスを上げてカットオフを絞ると変な質感で歪んで”ゴモゴモ”いいだす、エグいキャラクターのフィルターを生かして変なサウンドを作るのも楽しい!ドローン(鳴りっぱなし)にしてツマミをグリグリしまくると時間を忘れてしまいますね。

WASP の真骨頂!?ドローンサウンドも楽しい!

2つのエンベロープを「REPEAT」に設定してエンベロープをループさせて、HOLD スイッチを上げればドローンモードになり、鍵盤を繋がなくてもサウンドが鳴り続けます。まるで大量のスズメバチに囲まれたかのようなカオティックなサウンドが鳴り続けます!ツマミをほんの少し回しただけでも劇的にサウンドが変化するので、全く飽きがきません。




細部まで作り込まれた外観

オリジナルそのままのロゴ、全体の塗装、パラメーターのフォント、このシンセのために作ったであろうツマミ、デザイン面においても非常にクオリティが高いです。このツマミの黄色い部分の焼菓子みたいな盛り上がり方なんか可愛くてたまらんですよね。

近日発売!

これら2機種の日本国内での発売時期はまだアナウンスされていませんが、そう遠くないうちに発売になることでしょう。価格も非常にお手頃な価格になりそうですし、発売が楽しみですね!

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